前の技術書典13で同人本を初めて出して、後のためにも色々ノウハウをまとめようと思っていたものの、イベント終わった後も商業版の出版などバタバタして何も残せていませんでした。
今回の技術書典14でも新刊を出しますので、ちょっとメモだけでもしておくかなということで、まずは勢いで見本誌の作成をメモっておきます。
私は新刊については、あらかじめ印刷はせずに、「後から印刷」を使って売れた分だけ受注生産することにしています。
そのため、オフライン会場で、どのような本か?を確認していただけるように、自作で見本誌を作っています。
今は、コンビニのマルチコピー機で小冊子印刷ができます。まあ、会社なんかにあるコピー機でもできるでしょうから、イマドキは出来て当たり前かもしれません。両面印刷で1ページの隣は最後のページが印刷されるという風に、仕上がったものを2つに折ったらそれだけで小冊子ができるというやつです。
こんな感じです。
詳しくは、次のページをどうぞ。
手順
- 原稿は実際に印刷所に出すのとは別にトンボなしで作成しています。それをPDFで出力します。表紙は印刷所に出すやつをそのままPDFに出力して持っていきました。いずれもUSBメモリーに保存してコンビニへ。
- まずはコンビニで小冊子印刷をします。私はセブンイレブンでやりました。99ページが上限みたいで、私の本は128ページありましたが、見本誌だからいいや、ってことで99ページで作りました。
- 表紙は別にPDFで持って行ってカラー印刷しました(画像でもいけるはず)。私の本はA5サイズなのでB4サイズの表紙原稿を印刷しています。
- さすがに100ページある本を真ん中で折るって製本するわけにはいかないので、真ん中で切ります。
- きちっとそろえて、表紙の裏側にちゃんと位置合わせして置きます。
- 背表紙部分に木工用ボンドをたっぷり塗ります。
- 表紙を折り曲げて本の形にします。
- 最後はボンドが固まるまで重い本を乗せて乾かします。
- 最後は表紙のはみ出た部分を切って本にします。
最後にボンドが乾いたあと、表紙をちゃんとサイズに切って完成です pic.twitter.com/rUSqJ6BWc8
— 🆃enForward🖖% 5/21 技術書典14 き09 (@ten_forward) 2023年5月14日
まあ、見た目は悪いのですが、前のイベントはこれに透明のブックカバーかぶせて、ブースに来た人に見ていただきました。おかげで、実際に中身を見て購入を決めてくださった方も結構いらっしゃるようでした。見本なしでは中身がわからないので売上はもっと少なかったはずです。