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Plamo-5.0 の LaTeX パッケージ作成ハマり道 (2)

前回Plamo-5.0 の TeX Live 環境のパッケージ作成について書きましたが,その後 contrib 以下の TeX Live 2010 のパッケージを作り直しました.

  • 3つに分かれていたパッケージを1つにした.
  • /opt/texlive/2010 以下にインストールするようにした.
  • ptexliveのパッチを適用しようなどという大それた計画は止めた.:p

以上のような感じになっていますので,メインツリー以下の TeX Live 2009 + ptexlive のパッケージとパスの切り替えで Disk 上で共存できるようにしたつもりです.(両方いれると texmf-dist 以下とかすごい無駄な気がしますが :p)

ただし,必要な $PATH の設定を /etc/profile.d 以下でやっていますので,不要なやつは無効にするなどの対応が必要です./etc/profiles.d/texlive2010.sh, texlive2010.csh で必要な文字コード変換の設定も行っていますので,何もしなくても日本語でソースを書いて

$ platex hoge.tex
$ dvipdfmx hoge.dvi

とすればちゃんと日本語の PDF 文書が作れるはずです.

YaTeX の設定で

(setq dvi2-command "evince")

なんて設定をしておいて,作成する .tex ファイルの先頭に

%#! platex hoge.tex && dvipdfmx -d 5 hoge

とか書いておくと便利ですね.autoinsert.el なんかを使って,.tex を開いた時は上記のような行を挿入するようにしたりするともっと楽かもしれません.