以前の企画「http://ten-forward.seesaa.net/article/15615175.html」の続編.
(参考)
再インストールのたびにこの辺りを設定するの面倒なので,全部 $HOME 以下に設定しておこう,という話です.とはいえ,この辺りのソフトのバージョン変わったら意味ないけど... (^_^;)
まずはフォント設定の元となるファイルを作成.
$ cd $HOME $ mkdir -p texmf/fonts/map/dvipdfm
フォントの置き場を作成 (truetype) し,そこにフォントを置きます.とはいえ,別のディレクトリに既にフォントはある場合が多いでしょうから,ここは実際のフォントへのシンボリックリンクとします.
$ cd texmf/fonts $ mkdir truetype $ cd truetype $ ln -s ~/.fonts/dshirkg3.ttc . $ ln -s /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/ipam.ttf (ヒラギノゴシックしか持ってないので,とりあえず ^^;)
で,各種設定の元となる dvipdfmx の設定ファイルを作成します.
$ cd $HOME/texmf/fonts/map/dvipdfm $ vi kanji.map
kanji.map の中身は
rml H ipam.ttf rmlv V ipam.ttf gbm H dshirkg3.ttc gbmv V dshirkg3.ttc
で,
$ updmap --enable KanjiMap=kanji.map
を実行.
これで,各種ファイルが作成されます.
ただ,Plamo 標準だと,明朝 (rml, rmlv) として "ipam.ttf" が,ゴシック (gbm, gbmv) として "ipag.ttf" が,直接オリジナルのマップファイルに書かれているので,前述の updmap で生成された xdvi 用のファイルには,その記述がそのまま残ってしまって,今回やった設定が有効になりませんでした.
~/.texmf-var/fonts/map/xdvi/updmap/vfontmap には
: (snip) gbm JIS-H dshirkg3.ttc gbm JIS-H ipag.ttf gbmv JIS-V dshirkg3.ttc gbmv JIS-V ipag.ttf : (snip) rml JIS-H ipam.ttf rml JIS-H ipam.ttf rmlv JIS-V ipam.ttf rmlv JIS-V ipam.ttf
のように,"gbm" に対する記述が二重にあって,ipag.ttf の方が使われているようでした.そこで,このような重複をはぶくと,無事ヒラギノで表示されました (ここでやった例では,明朝は ipam.ttf で,Plamo 標準も ipam.ttf が設定されていたので,同じ行が二つ).