Canon の Pixus 950i というプリンタを Plamo 4.2 で使うためのメモです.850iやら550iでも同様に行けるかも知れません.かなりなんちゃってな方法なので,どんな環境でもうまくいくかどうか知りません. :p
変換
取得したパッケージをrpm2tgzコマンドで tgz 形式に変換します.
# rpm2tgz bjfiltercups-2.2-1.i386.rpm # rpm2tgz bjfilterpixus950i-2.2-1.i386.rpm
インストール
上記で変換した tgz パッケージをインストールします.
# installpkg bjfiltercom-1.3-1.i386.tgz # installpkg bjfilterpixus950i-2.2-1.i386.tgz
です.
必要ライブラリのインストール
上記のパッケージで入れたコマンド達は,Canonのページの動作確認環境をみればわかるように Redhat 8.0 とか TurboLinux 8 とかちょっと古いので,必要なライブラリもちょっと古いものを用意する必要があります.
わたしが用意したのは以下です.
- libxml-1.8.17
- libglade-0.17
- libpng-1.0.18rc5
です.ソースから ./configure ; make ; make install ですぐにインストール可能です.
stsmonのmake
これで動くかと思いきや,lgmonpixus950i (プリンタが850iだったら lgmonpixus850iだと思う)というコマンドがglibcのversionの関係から(?)動きません.
そこで前述のCanonのページからこのコマンドのソースを取得してmakeしようとしますが,ソースも古くてそのままではmakeが通りません.
で,ちょっと新しい目の Canon Bubble Jet Print Filter for Linux Ver.2.40から「ステータスモニタ/ランゲージモニタプログラムのソースファイルです。」と書かれた stsmon-2.4-0.tar.gz を取得します.
これを展開して,INSTALLに書かれた通りに実行すれば問題なく make が完了します.
$ tar zxvf stsmon-2.4-0.tar.gz $ ./autogen.sh --program-suffix=pixus950i $ make # make install
"--program-suffix" の部分はプリンタ名を入れます.出来上がったコマンドにここで指定した文字列をくっつけてコピーするようです.
これで CUPS で指定をして終りです.
CUPSの設定
# lpadmin -p PIXUS950i -m canonpixus950i.ppd -v canon_usb:/dev/usb/usblp0 -E
を実行すればプリンタが登録されます.
http://localhost:631/ にアクセスして CUPS の Web インターフェースを使っても同様に登録は出来ます.