lxc の仮想ネットワークのパフォーマンス測定
先日,kvm の仮想 NIC やネットワーク構成を変えてパフォーマンス測定を行いました (→SR-IOV を有効にする(3) - TenForwardの日記) が,それと同じようなテストを lxc でネットワーク構成を変えてやってみました.
テスト環境
- lxc を稼働させた PC は 日本HP Redirect 日本HP 旧モデル情報 8100 Elite SF−スペック (Directplusモデル)
- Core i5-650 3.2GHz
- メモリ 8GB
- NIC は Intel® Gigabit ET Dual Port Server Adapter Product Specifications を PCIe スロットに挿しています.
- OS は Ubuntu Linux 11.10 を使っています.
- コンテナは Ubuntu 11.10 コンテナを lxc-create コマンドで作成しています.
仮想ネットワークとして lxc の設定ファイルで以下を指定してテストを行っています.
- veth
- macvlan (bridgeモード)
- phys(SR-IOV)
- phys(物理ポート)
iperf (TCP)
普通に iperf を実行した時の結果です.以下のように特にオプションもつけずに普通に実行しています.
$ iperf -s (サーバ側) $ iperf 172.16.44.14 (クライアント側)
実行中の VM が稼働しているホストの CPU 負荷も測定しました.3 回実行した時の平均値です.
仮想ネットワーク | iperf(Mbits/sec) | %user | %system |
---|---|---|---|
veth | 936 | 0.07 | 8.29 |
macvlan | 935 | 0.18 | 3.46 |
phys(SR-IOV) | 935 | 0.17 | 8.45 |
phys(物理ポート) | 936 | 0.11 | 3.60 |