TenForward

技術ブログ。はてなダイアリーから移転しました

テレビのアンテナ線を配管に通す

別のブログに載せようとしたけど画像の貼付けに制限あったのでこちらに.いつもと違うネタで.

フレッツテレビを申し込んだんですが,ウチは光ファイバーが引き込まれているのは納戸でここにはテレビアンテナの口がありません.電話の口と LAN 配線用の空配管の口のみ.

テレビの屋内配線自体は外部から納戸に引き込まれ,納戸の天井近くにある情報分電盤 (電話線のパッチパネルとテレビの分配器とブースターが設置されている) に来ており,ここから各部屋に配線されています.情報分電盤から ONU/CTU 付近のコンセントには電話線の配線がされています.ということは配管が通ってるってことで,ここにテレビの配線を通せばよいな,ということで DIY しました.

配管内に紐を通す

プロの方なら

デンサン ブラックエース30M BX-5230

デンサン ブラックエース30M BX-5230

のような通線工具を使うんだと思いますが,ここはまず手抜きな方法で可能かどうかやってみようということで試したのが,荷造り用のビニール紐.非常に軽いので使えるかも? ということでやってみました.

パネルを外して,ビニール紐を適当に配管の端から中に突っ込みます.

そして,配管のもう一方の端に掃除機の吸い込み口を当てて,掃除機のスイッチをオン! すると,スルスルとビニール紐が吸い込まれて,無事出てきました.

今回の配管は既に電話線が通っているので,これの端に紐を留めて,一旦電話線を抜いてからアンテナ線を紐に留めてまた戻すという手でも良かったんですけどね.

ちなみに情報分電盤とコンセントの口の間の配管は 4m ほどだったようです.あまり長いと強力な掃除機が必要かもしれませんね.

紐とアンテナ線をしっかり留めて配管を通す

あとは掃除機で吸い込んだ結果出てきた紐の端に買ってきたアンテナ線をテープでしっかり留めて,配管の中を通すだけです.既に一本通っているので,ちょっとひっかかったりして,電話線の方も少し抜いたりしながらになりましたが,無事通りました.

この写真(↓)のようにアンテナ線の先までしっかり留まってないと,紐とアンテナ線が違う方向を向いて途中でひっかかって通らないので注意.

この写真(↓)のようにしっかりとアンテナ線全体が隠れるようにテープを巻きましょう.


アンテナ線の先にコネクタを取り付ける

最近の地デジ・BS・CSに対応したケーブル (S-5CFB) は,先端に F 型のコネクタを取り付け,端子にはそのコネクタのネジで留めるというのが一般的っです.

まずは一番外側の被覆をカッターで切り込みを入れながら取ります.出てきた網線を外側に開きます.この網線は数ミリ程度のこっていればよいので,ハサミなんかで適当に切ります.

一番中心に入っている太い銅線を 1cm 弱露出させるために,中の白い絶縁体部分もカッターで切り込みを入れて,ペンチなどで引っ張って除去します.その後,コネクタを網線と黒い被覆の間に入れるように押し込み,最後にかしめ用リングをペンチでグッと挟んでコネクタが抜けないようにします.

って写真が途中省略しすぎでしょうから,こんなページをご参考にどうぞ.

壁のコンセントへの取り付け

コネクタが接続出来たら,壁に埋め込むコネクタに接続します.くるくる回すだけ.

それをコンセントの枠に留めます.

コンセント枠を壁に留めて終了 (写真はカバーをしてませんが).

ケーブルのもう一方の端もコネクタをつけて,情報分電盤の中のブースターか分配器の IN のコネクタにつけるんですが,まだフレッツテレビ開通してないのでコネクタだけ取り付けてあります.