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RAID でハマる

ARC-1200 という RAID カードを積んだマシンに CentOS 5(x86) を入れようとしてハマってました.このマシンは 8GB のメモリを積んでいます.

まず,CentOS 5.0, 5.1 共に,メーカーが配布しているドライバディスクを使ってインストールすると,問題なくインストールが終了します.

CentOS 5.0 だと,インストール終了後,問題なく再起動しますが,5.1 だと Kernel panic になってしまいます.ずらーっと流れる起動時にメッセージを見ていると,どうやらドライバがロードされていないっぽい...

なぜだろう? と思っていると,8GB のメモリという所がミソでした.

5.0 は,なぜか標準カーネルがインストールされます (uname -r は "2.6.18-8.el5").当然メモリは 4GB までしか認識せず.5.1 は,その辺りうまくやってくれて,4GB 以上サポートしている "2.6.18-8.el5PAE" というカーネルがインストールされます.

が,メーカー配布のドライバディスクには標準カーネル ("2.6.18-8.el5") 対応のものしか含まれておらず,ドライバがインストールされないので,起動の initrd イメージにドライバ自体がなく,当然ロードもされないので,ルートファイルシステムがマウント出来ず,パニックに,ということでした.標準カーネル用のドライバを置いても,リビジョンが違うので,当然ロードされずにエラーとなります.

複数の種類のカーネルがあるんだから,メーカー側もそれらすべてに対応したドライバディスク作ってくれよなー.