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Synaptics タッチパッドドライバの設定

タッチパッドの NotePC に XUbuntu 8.10 を入れたわけですが,デフォルト状態だと感度とか色々ちょっと不満があって,タッチパッドのモロモロを調整したいなと言うことでやってみました.

この辺りは xserver-xorg-input-synaptics というドライバが入っていて,これの設定を調整すれば良いようです (コレ->http://web.telia.com/~u89404340/touchpad/index.html).

が,8.10 は xorg.conf にキーボードとかマウスの設定は書けません.じゃあどこで? ってことで,/etc/hal/fdi/policy 以下に設定を書いたファイルを置けば良いようです.

とりあえず以下の二つのファイルを置いてみましたが,shmconfig.fdi の方はコマンドや GUI で変更する際に必要なようで,後者の alpsconfig.fdi だけでいけそうな気がします (ファイル名は任意でいけそう).ただ,synclient コマンドで設定をしたり,設定を確認したりするのにも必要と思うので,書いておきました (両方一つのファイルでも OK と思うけど).

/etc/hal/fdi/policy/shmconfig.fdi

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<deviceinfo version="0.2">
 <device>
  <match key="input.x11_driver" string="synaptics">
   <merge key="input.x11_options.SHMConfig" type="string">True</merge>
  </match>
 </device>
</deviceinfo>

/etc/hal/policy/alpsconfig.fdi

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<deviceinfo version="0.2">
 <device>
  <match key="input.x11_driver" string="synaptics">
   <merge key="input.x11_options.LeftEdge" type="string">0</merge>
   <merge key="input.x11_options.RightEdge" type="string">750</merge>
   <merge key="input.x11_options.TopEdge" type="string">150</merge>
   <merge key="input.x11_options.MaxTapTime" type="string">160</merge>
  </match>
 </device>
</deviceinfo>

設定出来るオプションは man 4 synaptics 辺りにありますが,ここ も結構説明載っていてわかりやすいかも.

ここで設定しているのは,パッドの端に特別な機能を割り当てる事が出来ますが,その端のエリアの調整をしたりパッドのタッピングの調整をしたりしています.ここの値は機種依存と思うので,違う機種だと意味ないと思いますけど (ksynaptic は GUI でエリアの調整可能っぽいですね).

  • 左端には特に機能は割り当てないので左端エリアはなしに.
  • 右端はスクロールに使うので,少しエリアをデフォルトより大きめに.
  • 上端は,右上端をタップしたとき,マウス真ん中ボタンになるので,そのエリアを少し大きめに.そうしないと右上端をクリックしたことになったりならなかったりしたので.
  • タッピングと認識される時間を標準より少し短めに.スクロールしたつもりがタップと認識されて使いにくかったので,少し調整 (でもまだそうなってしまうけど)

タッピングに関しては便利なんですが,誤認識も多くて不便に思うこともあるので,しばらく調整しながら使ってダメだったら無効にしようと考えてます.

MacOS のように二本指のスクロールとかも設定ありますが,残念ながらハードウェア次第ってことで,私の環境では使えませんでした.

(参考)

Synaptics タッチパッドドライバの設定を GUI で

まず試してみたのがコレ.

ちょっと設定できる項目が少ないかなー,って事で,上記のように設定ファイルで設定したわけです.

が,SynapticsTouchpad - Community Help Wiki を良く読むと,XUbuntu では qsynapticsを使えとなってますね.こっちは若干設定項目が多そうです.気づかなかった.また試します.(XUbuntu で gsynaptic 使っても設定保存されないような ^^;)

KUbuntu(KDE) の場合は KSynaptics ってのがあるみたいで,こっちは更にちょっと設定項目多そうですね.

valgrind

inetd 経由で起動している dovecot を valgrind でチェックしてみた.とりあえずこんな感じ (まだこれで完全に OK かチェックしてませんが).

pop-3 stream tcp nowait root /usr/sbin/valgrind -v --show-below-main=yes --num-callers=50 --leak-resolution=high --leak-check=full --trace-children=yes --error-limit=no --log-file=/root/valgrind.log /usr/lib/dovecot/pop3-login

(参考)